さあ、始まりました、起業家育成プログラム「コペル・ニプレ」。
このプログラムは小学校高学年を対象に起業の一通りの経験を通して、社会や身の回りの課題を解決するサービスやプロダクトを考え、作り出すだけでなく、実際に使ってもらって運用も体験できるコースです。最初のクラスは四年生1人からのスタートになりましたが、とてもとても頭の切れる生徒さん(K君)で、すでにやる気も満々です!
まずは、世界でここだけしか見れない、日本をリードする起業家のインタビュー動画を観ます。
ステーブン・ジョブズ
そして自己紹介。
「スティーブン・ジョブズのようなすごいモノを作りたいです!」
素晴らしい!
まずスティーブ・ジョブズを「スティーブン」という実名を使っていること、そして、その理由が
「みんなが不便なく使えるということだけじゃなく、使いたくなるようなものだから。」
K君、なんという四年生でしょう! 自分が同じ年代だった頃、クラスで席替えして好きな子の隣になったことだけで1日浮かれていた自分と思わず比べてしまい、そのあまりの違いにフリーズしそうだったので頭を切り替えるのがやっとでした。
会社をつくってみる
このコペル・ニプレは起業家育成プログラム。メンバーはまず、それぞれ自分の会社を作ります。
と言ってもクラス内で擬似的に作るだけ。それでも小学生にとっては初めての体験。
会社の名前は? 何をする会社? 企業理念やミッションも決めます。
普通の小学生ならとても迷うところ。
ところがK君、なんと全部決まっていました。
小学4年生が自分の会社の名前を決めていました! このクラスのために決めていたのか、前からなのか、会社名からプロダクト、ミッションなどがスラッと出てきます。
そこで、アプリを使って早速名刺のデザインをしてみます。
会社名は、PINE3 SMARTPHONE。
ブルーとグリーンが好きということで、裏面はその2色を混ぜた色に。
「ロゴやイメージはいらないの?」と聞くと、
「シンプルがいいのでいらない」とのこと。
名刺の裏を一色ベタ塗りにするなんて、いくらシンプルが好きな会社とはいえ大人でもなかなかやらないですよね。私も名刺デザインは数え切れないくらいやりましたが、無地のものは一度もなかったです。すごい思い切りと信条!
検索エンジンをつくりたい
さて、会社が決まったら、予定では会社のミッションに沿ってどんな世界にしたいかを話し合い、特技を活かして何を作るかをぼんやりと考えることになっています。
「じゃあ、最初に何をつくるか決める前に、」
と言った途端、
「検索を作り直したい!」
とK君。その理由も脱帽もの。
- 検索は日常生活に欠かせないほどになっている
- 一方で子どもには使い勝手が悪い、特に入力時
- 検索結果がたくさん出てくるのが嫌
さて、未来の検索エンジンはここから生まれるでしょうか。
次回にご期待ください!
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